令和4年度・文化庁・コミュニケーション能力向上事業案件を終えて1
昨年秋から、いつもの山口県周南市へ
いつもの、に、当たる学校は一つ。
あとはご新規の小学校3校。
行ったことがない小学校はやはり緊張する。
緊張することも実はないのに、多少、緊張する。
席を作ってタイコをセッティングして
子どもたちを待つ時間、叩いてないとおかしくなりそうな緊張の空気。
いい緊張なんだけどね。
ドラムサークルは「参加者次第」で「リズム次第」の、お互い様。
向き合って座ることで、普段見ないものをみることになる。
が、最初は、子どもたちも先生方も、いつもの芸術鑑賞や何かと同じか
何やらわからないものがやってきたぞ、と、構えてるわけで、
全くこちらの意図は通じてないに等しい。
もちろん、採択してくださった校長先生などが「こういうことらしいです」程度は
先生方にお話しされてるとは思うけど。
体験して自身が何か感じて初めて捉えられるってもの。
そのあたりも、私たちは理解してタイコを持っていく。
コミュニケーション能力向上事業
まさしく、児童や生徒さんだけでなく、先生方も当然私たちも同じ。
その空間にいる全員が同じ時間を過ごす。
叩いても叩かなくても、踊って歌ってする先生や子も、そうしない先生や子も。
あるいは、大きな音に抵抗がある子も、やりたくないと思って来てる子も先生も。
実施する側の私たちも。同じ空間。
やる前のそんな感情は、では、一体どこから湧くのか。
今までの生活体験からでは。
私個人はそう考える。
この考えでいくと、
私たちの役目は
その空間に集まった児童・生徒及び先生方へ
今までとは違う、「あそぶ まなぶ つながる」を提供すること。
コミュニケーションをあえてリズムや音の響きで行い、
非言語でのコミュニケーションにより、言葉で伝わらない繊細なことも
あるいは、言葉でなくて良いことも、または、言葉の強さで傷つけることもなく
実施していく。
アイコンタクト・ボディーランゲージ・音の強弱・叩き方・遊び方etc
空間で起こる全てのことが
コミュニケーションをとっていく手段。
文化庁の提唱は画像の通り↓
まさに、ドラムサークルは
「協働で正解のない課題に創造的・創作的に取り組む」活動
大人のまねをして、ただただ楽しいだけではこれは成立しない。
オトナもコドモも、お互いにリスペクトし合えなければ、
成立しない。
あの円は、参加者全員がフラットになれることも、
体験を通して先生方にまず理解してもらえたら、とも思う。
学校での実施はたくさんの壁があると私個人は思っている。
例えば、
保護者や地域の理解や連携・教育委員会との連携・児童生徒への効果や影響
様々な観点で総合的に判断が必要な場所。
だからこそ、それぞれの立場からみた物事を
ドラムサークルで一度ごちゃっと混ぜ合わせてみることを提案したい。
最適解で決めていくことの快適さを実感できると私は見込む。
過去の栄光や体験や個人のリスクなどは、無関係になる。
何のためにドラムサークルをやるのか、ただそれだけで、
生活環境だって変わる。
だって思考そのものが変わるんだから、行動だって変わる。
行動が変われば生活だって変わるもの。
自然なこと。
長くなっていく感じの展開なので、今日はいったん筆をおいて(タイプやめて)
また違った観点で振り返ることにしよう。
(by企画運営ちゃん)
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